- ジャッカルのツクモって使いやすいの?
- シャローエリア以外でも釣れる?
- ジナリと比べてどうなの?
そんなお悩みを解決できる記事です。
筆者はルアー釣りに夢中なアウトドアブロガーとして活動しています。関西のバチ抜けシーズンは安定して攻略できるものの、手強いのは秋のシーバス釣りです。
特に河口やシャローエリアでの釣果が獲れず、いまだに格闘中。この難題を打破すべく、ジャッカルのツクモやジナリといったルアーを駆使し、戦略を練る日々です。
以前に執筆した「ジャッカル ジナリとナレッジの比較記事」に続き、今回は新発売のツクモをインプレします。
この記事では、ツクモの操作性、根掛かり具合、メリットやデメリットを詳細に紹介。昨年にリリースされたジナリとの比較も、写真付きでレビューしています。
結論ですが、根掛かりが多発する河口で2時間以上ルアーを投げ続けましたが、根掛かりはゼロでした。巻き速度を上げれば水面から飛びだすほどの揚力を持ち、調整次第でボトム付近を正確にトレースできます。
ジャッカル ツクモは、シャロー攻略の新たな武器として、大いに釣り場での活躍が期待できる一本です!
- シャローエリアでつかえる
- 根掛かり回避性能が高い
- フォールアクションがゆっくり
- 深い場所は使いにくい
- 浮き上がりが強いので、水面下1mがレンジ
タップできる目次
クーラーブロガー
ゆう
You
釣り、キャンプ歴は20年以上のベテラン。今は家族で釣り、キャンプをすることが大好き😁 普段はメーカーの研究者として働き、比較検討には自信があり、メリットもデメリットもはっきり伝える忖度のない商品レビューを意識しています。
【阪神間】ジャッカル ツクモをインプレ

2025年7月に発売されたジャッカルのルアー「ツクモ」をインプレします。
昨年は根掛かり回避をコンセプトにした「ジナリ」がリリースされたばかりです。発売後すぐに手に入れ、河口などの根掛かり多発ポイントで使いこみました。
しかし、シャローで底をどうしてもこすりやすいエリアでは、根掛かりを完全に避けるのは難しいのが釣りの現実です。でもどうしてもこのポイントは攻めたい!
そんな時に、シャローを引けるバイブレーションがでるということで楽しみにしていました。実際にフィールドで使い込み、見えてきたツクモの真価をこれから解説していきます。
【河口】シャローエリア(1~2m)は使いやすい
ツクモを2時間投げ続けましたが、根掛かりや危ないシーンは全くありませんでした。底の貝殻や海藻は針に掛かってきたため、ボトム付近も確実に攻められると実感しました。
武庫川河口は比較的浅く、干潮時の水深は深くても2m以内ではないかと思います。壁際では水深1m程度でVJやDJ、バイブレーションで探ると根掛かりが多発します。
最近はロストが怖くてバイブレーションは避けていました。リグを使ったチニングにハマっていたのも理由の一つですが、、
昨年、ジナリのインプレ中には2つもロストするほど、武庫川の底は非常に根が荒いです。しかし、ロスト覚悟で臨んだ今回のツクモのインプレでしたが、危なげなく釣りを楽しむことができました。
【サーフ】シャローエリア(~1m以内)でもロストなし
ウェーディングで腰まで浸かるくらいの極浅エリア。水深1mに満たないこのシャローエリアは、ジャッカル ツクモの得意な釣り場です。巻き速度を調整しながら、約1時間投げ続けました。
20~30m先位に駆け上がりがあり、そのあたりが根掛かりポイントとです。一緒に釣りをしていた仲間はVJを投げて、10分程度で見事にロスト!
一方ツクモは、1秒1回転程度で遅く巻くと、ボトムにコツコツ当たる感触がありました。その感覚を掴んだ後、少し巻き速度を上げるだけで、ボトムに触ず、水面に飛び出すことなく釣りができました。
【湾奥】水深のあるエリア
バイブレーションを活かすに速さで巻くと、ボトム付近を探るのは難しい。
水深5~10m程度のエリアでもツクモを使ってみました。ボトムまで沈め、ゆっくり巻き始めます。ゆくり巻いていると、バイブレーションの感覚があまり伝わらず震えているのかわかりません。
バイブレーションが伝わる速さで巻くと、表層付近まですぐに上がってきます。浮き上がりの早いルアーは深い水深でどこを泳がしているのが難しいと感じました。
ツクモの浮き上がりとフォールの速さを研究して、イメージ通りに泳がすまでは研究が足りませんでした。釣果が上がれば、報告します!
飛距離・アクション
ツクモの飛距離は16 gのルアー相当で、特別に「かっ飛び」性能があるわけではありません。しかし、印象に残っているのは、キャスト時に回転せずに飛んで行ってくれた点です。
ジナリを投げた際は、かなり回転しながら飛んでいた記憶があります。対してツクモは、回転せずきれいにキャストできる印象を受けます。
水中姿勢は少し前傾、3000番のリールで1秒に1.5~2巻き程度の速度でもバイブレーションします。早く巻きすぎた場合、水面から飛びだすシーンが何回かありました。
水深1.5~2mくらいの河口で、1秒1回転以下で巻いても底を引きずることはありませんでした。何度か海藻がついてきたので、ゆっくり巻いてくるとボトム付近を通すことも可能です。
操作はただ巻き、あるいはリフト&フォールを駆使してシーバスを誘うのが基本となります。アッパーリップの影響で、「リフトは素早く、フォールはゆっくり」という特性もツクモの魅力です。
ジャッカル ツクモは根掛かりしない?

水深の浅い河口エリアで2時間投げ続けましたが、根掛かりしませんでした。
このフィールドは過去に、DJ、VJ、バイブレーションなどで1回の釣行に1度は根掛かりするほどボトムが凶悪です。しかし、ツクモは一度もフックが掛かることはありませんでした。
アッパーリップが生む揚力がルアーの沈む力を打消してくれます。上手く操れば、ボトム付近を正確に通せるので、水深がないシャローフィールドでは非常に面白みがあります。
ジナリと比較してどうか?
ジナリは「驚異の根掛かり回避性能」をキャッチコピーに売り出されたバイブレーションルアーです。
根掛かりの多いフィールドがメインの私はすぐに購入して試しました!根掛かり回避性能を謳うジナリでも同じ河口のフィールドで何度も根掛かりに合っています。
このことからも、ツクモはジナリより根掛かりしにくいバイブレーションルアーだと言えますね!
ツクモはアッパーリップが最大の特徴

2025年の7月に発売されたばかりのバイブレーションルアー「ツクモ」は、シャローエリアを根掛かりせずに引ける画期的なルアーです。
基本操作は巻くだけ。巻き速度を調整すれば、底付近はもちろん、水深1m以内の極浅いエリアも自在に操れます。同様のコンセプトを持つルアーは少なく、シャローエリア攻略の新しい釣りのアプローチとして大いに期待が持てます。
バイブレーションでありながらシャローを引けるのは、テール側に付いている「アッパーリップ」が生み出す揚力にあります。
ツクモはサイズが2種類あり、カラーは8色展開しています。(ツクモのカラーを見る)
| 公称性能 | ツクモ 56 | ツクモ 66 |
|---|---|---|
| メーカー | ジャッカル | ジャッカル |
| 長さ | 56mm | 66mm |
| 重量 | 16.5 g | 11.5 g |
| フックサイズ | #6 | #6 |
| リングサイズ | #3 | #3 |
| 価格 | ¥1,566 | ¥1,848 |
シャローエリアが得意フィールド
キャッチコピーは「水深1mを攻めるバイブレーション」!
アッパーリップによる揚力が強いため、ツクモは巻いている状態で底まで沈みにくく設計されています。実際に、壁際の水深1~1.5m程度を巻いてきましたが、1秒1回転という低速でも底をズることは一切ありません。
バイブレーションルアーの持つ強いアピール力をそのままにシャローを攻められる点は、食いが渋い釣りの場面で非常に選択しやすいルアーとなります。
エイの擦れかかりを軽減
エイが釣れてしまい怖い経験をした方は多いのではないでしょうか。
「ツクモ」は底を擦らずに巻いてこれるため、エイにルアーが掛かってしまうリスクを大幅に抑えることができます。
特に河口などのシャローエリアではエイの潜むボトム付近を攻める必要があります。しかし、高い揚力のおかげで、より安全に釣りを楽しめるルアーだと評価できます。
ツクモとジナリを写真付きで比較レビュー

ジナリは驚異の根掛かり回避性能を持つバイブレーションルアーです。リップにウェイトがついているのが特徴で、障害物に先にウェイトが接触しフックの根掛かりを回避します。
水中姿勢は、ジナリが大きく前傾しているのに対し、ツクモは水平に近いですが少し前傾する姿勢です。

ツクモはアッパーリップ、ジナリはリップ型のウェイトが特徴です。
ジナリはボトムをコツコツとぶつかりながら巻いてくることができます。ツクモは、ボトムにぶつかることはなく切るように巻いてくることができます。
チヌが釣れる場所では、ボトムを跳ねてくるジナリはかなり有効になります。
このように、両ルアーは根掛かり回避という同じコンセプトを持ちながら、河口などのシャロー攻略におけるアプローチが異なっています。
ツクモのメリット・デメリット
ジャッカル ツクモのメリットとデメリットをまとめました。このバイブレーションルアーは、従来の釣りの常識を覆すアプローチができるのが魅力です。
- シャローエリアでつかえる
- 根掛かり回避性能が高い
- フォールアクションがゆっくり
- 深い場所は使いにくい
- 浮き上がりが強いので、水面下1mがレンジ
「シャローエリアを根掛かりの心配なく引けるバイブレーションルアー」こそが、このツクモ最大の強みであり、開発コンセプトです。そんな悩みをかかえている方は試してみてはいかがでしょうか。
シャローを攻略の新手として試す価値あり

水深1m程度の河口では、ボトムを擦りやすく根掛かりが多発する場合があります。従来のバイブレーションルアーは、早巻きで根掛かりを回避します。
しかし、魚の活性が低い場合、「早く巻きすぎると気づいてもらえない」「追いかけてこない」といった理由で、釣りのチャンスを逃す場面が考えられます。
ジャッカルのツクモはバイブレーションルアーでありながら揚力が強く、比較的スローで巻いても根掛かりしません。シャローで強いアピールを持つバイブレーションルアーを使う選択肢が釣果UPに繋がるのは間違いありません。
ジャッカルは、ジナリやツクモといった面白いコンセプトのルアーを次々と世に送り出しており、非常に魅力的です。ツクモは、根掛かりの多い河口の攻略における、新たな武器として活躍してくれるでしょう。
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