【エビらない!?】アイアンマービーvsビッグバッカー使いやすいのは?

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サムネ_アイアンマービービックバッカー

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  • ビッグバッカーってエビりやすくない?
  • エビりにくい方法ってあるの?
  • エビりにくいバイブレーションってあるの?

そんなお悩みを解決できる記事です。

今まで100種類以上のルアーを投げてきた私が気になることを徹底検証します。

今回は人気のメタルバイブレーションを実際に使用してインプレしました。

この記事を読むと、ビッグバッカーとアイアンマービーの「使用感の違いと使い分け」がわかります。

検証の結果、アイアンマービーがエビりにくいことが実証されました。

他にも比較したからこそわかるビッグバッカーの良さやエビらないキャスト方法を紹介しているので、ぜひ最後まで見てください。

この記事を書いた人

釣りバカ

こすけ

Kosuke

プロフィール

釣りバカのおじに教わり中学時代から釣り開始。社会人になり本格的に海釣りを中心にルアーフィッシングの虜に。釣り具の情報収集や釣りに行くことを人生の楽しみにしています。私は最新ルアーや釣り具に関する情報を発信しています。普段はメーカーの研究者として働き、原理から考えることが好き。デメリットをはっきり伝える忖度のない商品レビューを意識しています。ブログ運営は2年目、Webデザイン、Webライターとして活動中。

ビッグバッカー&アイアンマービー

人気のロングメタルバイブレーションルアーを釣りびと目線で紹介していきます。

ビッグバッカー107とは

ビッグバッカー公式画像引用:JACKALL公式HP

ビッグバッカー(BIGBACKER)は2012年にジャッカル(本社:滋賀)から発売された鉄板バイブレーションです。

ビッグバッカーは、ジャッカルが展開するソルトルアーの人気ブランドです。

メタルバイブだけでなく、ブレードルアーやメタルジグなどもラインナップされており、ショアジギングでは不動の人気を誇ります。

鉄板バイブレーションは下記の計5種類あります。青物が捕食するベイトサイズを中心にサイズ展開しています。

  • ビッグバッカー80:小型ベイト&浅場の攻略。ショートモデル
  • ビッグバッカー107:青物の大好物”カタクチイワシ”似。スタンダードモデル
  • ビッグバッカー107H.W.:深場の攻略&遠投。重量モデル
  • ビックバッカー107鰤カスタム:ブリなどの大型ターゲットにも耐える2フック強化モデル
  • ビッグバッカー128:大型ベイトの大型モデル

ビッグバッカーの特徴はサイズ感とアピール力の強さです。

「ベイトそっくりの大きさ」と「手にビリビリ伝わるほどのバイブレーション」で魚にアピールします。

青物狙いのアングラーに大人気のロングセラー商品です。

ビッグバッカーはよくエビる。

大人気のビッグバッカーですが、欠点はよく「エビること」

「エビる」とは何らかの原因でフックがラインを拾ってしまうライントラブルのことです。

エビると魚は釣れないし、水の抵抗を受けて力いっぱい巻くハメになります。

ショアジギングでは1日に何回も投げるため、疲労がたまる「エビり」は大敵です。。。

アイアンマービー109とは

アイアンマービー公式画像引用:EVERGREEN公式HP

アイアンマービー109(Iron marvie)はエバーグリーン(本社:大阪)から発売された鉄板バイブレーションです。

2021年にアイアンマービーを大型化されてアイアンマービー109が販売されました。

人気プロの”小沼正弥”氏により監修されたシーバス用ルアーです。

アイアンマービーシリーズは計4種類発売されています。

小型から大型までいろんなベイトを想定したサイズ展開です。

  • アイアンマービー40:フォルム最小の反則級マイクロ鉄板
  • アイアンマービー55:釣れ頃サイズ×驚異の飛び。スモール鉄板バイブ
  • アイアンマービー75:回らない。絡まない。スタンダード鉄板バイブ
  • アイアンマービー109:大場所攻略&大型ベイトパターン。ロングボディ鉄板バイブ

アイアンマービーの良さは飛行姿勢と海中姿勢の良さです。

ボディが回転しないので、「飛距離の安定性」と「ライントラブルの低減」を実現しています。

アイアンマービー109はシーバスだけでなく、青物狙いのショアジギルアーとしても人気です。

 

アイアンマービーとビッグバッカーの違い

アイアンマービー109とビッグバッカー107H.W.を比較します。

製品名 ビッグバッカー
107 H.W.
アイアンマービー
109
商品
メーカー ジャッカル エバーグリーン
長さ(mm) 107 mm 109 mm
重さ(g)  35 g 37 g
フックサイズ #8 x3本 #6 x3本
カラー 全24 色 全16色
定価 1,331円(税込) 1,450 円(税別)

アイアンマービーは若干サイズが大きく、重いです。フックもワンサイズ大きいです。

一方、ビックバッカーはカラーが多く個性的なカラーもあります。価格はビッグバッカーの方が安価です。

両方にフックが3つ付いてます。これがエビりやすい原因でもあります。

アイアンマービーとビッグバッカーを写真で比較

ビックバッカーの方がスリム

フォルム比較_ビッグバッカー_アイアンマービー

形状は、ビッグバッカーの方がスリムで、アイアンマービーの方がやや幅広です。

ラインアイの位置は、アイアンマービーの方が前めについています。姿勢に影響があります。

ウェイトはビッグバッカーはフラット、アイアンマービーは途中から絞られていて、より前方重心です。

アイアンマービーのフックアイは半分ルアーに埋まっています。

フックの可動域が狭まって、ライントラブルが軽減されます。

アイアンマービーは水平姿勢!

重心姿勢_ビッグバッカー_アイアンマービー

姿勢

ビックバッカーはどちらのアイでも前傾姿勢です。

ビックバッカーは背中で水を受けて巻き抵抗が大きくなります。

アイアンマービーはフロント(前)は後傾、リア(後ろ)はほぼ水平の姿勢をとっています。

頭で水を受けるため、巻き抵抗が小さいです。

アイの使い分け

使い分けはアイアンマービーもビッグバッカーもおなじです。

フロントは活性の低いとき、魚に見切られているときに使用するのが良いでしょう。

波動を小さくすることができ、姿勢を水平気味にすることができます。

一方、リアは活性が高いとき、とにかくアピールして遠くの魚に気づいてほしいときに使用しましょう。

エビるのはどっち?使いやすさを徹底比較

釣り人目線で実釣インプレ

アイアンマービーとビックバッカーを実際に使用し、エビりずらさなどを調査しました。

【テスト条件】

  • 4パターンを各50回キャスト
    アイアンマービー109(フロント/リア)
    ビッグバッカー107HW(フロント/リア)
  • 全力でペンデュラムキャスト
  • 場所:堤防 右から左のやや向かい風(風速1~2m)
  • タックル:シーバスロッド 9.9ft Mクラス、リール S社製4000番、PEライン1.5号

結論から言うと、

総合評価でアイアンマービーがおすすめ!!

詳細は以下で説明していきます。

インプレ比較表_ビッグバッカー_アイアンマービー

エビりにくさ

エビりにくさは、アイアンマービーの圧勝

表にエビった回数をまとめました。

エビった回数 ビッグバッカー
107 H.W.
アイアンマービー
109
商品
フロントアイ  7/ 50  2/ 50
リアアイ 6/ 50  3/ 50

フロント、リアともにアイアンマービーの方がエビりにくいです。

残念ながら、ビッグバッカーの方が倍以上「エビる」結果になりました。

アピール力

アピール力はビックバッカーの勝利

手元に伝わる振動の強弱を比較すると以下の通りです。

ビッグバッカーリア>>アイアンマービーリア≧ビッグバッカーフロント>アイアンマービーフロント

ビッグバッカーのリアアイでは早巻きすると「エビってる?」と勘違いするぐらい巻き抵抗が大きいです。

派手なカラーが多いことを含めてアピール力はビックバッカーです。

キャストの安定性

キャストの安定性はアイアンマービーです。

アイアンマービーはキャストのときの飛行体制が早く安定します。

ビッグバッカーは一度回転すると着水まで回転し続けることが多いです。「エビりやすさ」と「飛距離の低下」の原因に。

飛距離は変わらない

うまくキャストしたときの飛距離はほぼおなじです。

重さと大きさに少し違いはありますが、70~80mほど飛びます。釣果を出すのに問題ない飛距離です。

価格

価格はビッグバッカーの勝ち

税込み価格で260円ほど安いです。

コスパアングラーの味方です。

ビッグバッカー
107 H.W.
アイアンマービー
109
商品
定価 1,331円(税込) 1,595 円(税込)

塗装の強さ

ビッグバッカーはカラーの発色を重視しており、表面のウレタンコートが薄いです。

何度も投げているとフックで剥がれたり、魚のバイトで簡単にはがれます。

一方アイアンマービーは堤防にぶつけてもコートがはがれません。

塗装の強さはアイアンマービーの方が強い。

インプレッションまとめ

ビッグバッカーとアイアンマービーを実際に使用して比較しました。

メリット/デメリットをまとめると以下のようになります。

ビッグバッカー
107 H.W.
アイアンマービー
109
商品
メリット
  • 安価
  • アピール力重視
  • 実績が多い
  • エビりにくい
  • 引き抵抗が小さく
    疲れにくい
  • 低活性で強い
デメリット
  • エビりやすい
  • 引き抵抗が大きく
    疲れやすい
  • 高価
  • カラーが少ない

アイアンマービーは、エビりにくさや投げやすさなど「釣り中のストレスが少ない」使って楽しいルアーですね。

ビッグバッカーは、コスパ面やアピール力の強さなど「使用前からワクワクする」ルアーと感じました。

エビる原因と対策

どうしてもエビる人に見てほしい。エビりにくい方法を伝授します。

投げる直前に注意しよう

投げる前の「ルアーの場所」が重要です。

このタイミングで「エビりやすさ」に大きく影響します。

エビらないコツ キャスト

左図のように投げる方向とルアーの位置がずれている場合、空気抵抗を受けてルアーが回転します。

ルアーが回転するとフックがラインを拾ってしまい、高確率でエビります。

まずは投げる前の位置関係をしっかり確認しましょう。

右図のように投げたい場所から一直線上にあると問題ないです。

ロッドの反発で投げよう

キャストのときはロッドの反発を利用しましょう。

どうしても飛距離を出そうとして大きく腕を振って投げようとしてしまいます。

腕の振りが大きいとコントロールが効かずにロッドの方向が安定しません。

飛距離よりロッドの反発でまっすぐ投げることを意識して投げてみましょう。

ロッドの反発をうまく利用できると飛距離が落ちません。

楽に投げて、エビらないので、ショアジギングを長時間楽しめますよ。

テンションフォールをしよう

投げた後は海中にルアーを落とす際はテンションフォールにしましょう。

エビらないコツ_フォール

ラインを自由にして落とすことを「フリーフォール」、ラインを張った状態で落とすことを「テンションフォール」といいます。

フリーフォールは落ちる速度が速く、着水地点から探ることができます。

しかし、右図のようにルアーがたるんだラインを拾ってしまい、エビる原因になります。

テンションフォールではラインがたるまないので、エビることはほぼありません。

おすすめはアイアンマービー!

アイアンマービーはエビりずらく、初心者や一投も無駄にしたくないアングラーにオススメします。

一方で、キャストに注意できる人であれば、ビッグバッカーはアピール力も強く釣果を期待できるルアーです。

ビッグバッカー
107 H.W.
アイアンマービー
109
商品
こんな人に
オススメ
  • 価格重視の人
  • アピール力を優先したい人
  • キャストがうまい人
  • 体力に自信のある人
  • 楽に巻き上げたい人
  • キャストに自信がない人
  • 価格よりストレスフリーを
    優先する人
  • スレたフィールドで闘う人

アイアンマービーはこちらから☟

ビックバッカーはこちらから☟

今回は、人気の鉄板系ルアー「アイアンマービー109」と「ビッグバッカー107HW」について、実際に使用して比較してみました。

使いやすさでは、アイアンマービーの方が優れていました。特に初心者には、おすすめです。

ビックバッカーは、使いやすさでは劣ってしまいましたが、高いアピール力や高活性の時に輝くでしょう。

各々の良さを理解して使うことが釣果を伸ばす秘訣だと思います。

ぜひ、両方のルアーを手に取って、自分に合ったお気に入りを見つけてみてください。釣りの幅がぐっと広がるはずです!

 

さいごまで読んでいただきありがとうございます。

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