魚の色の見え方から考えるピンクフロロの効果は?

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どうも、ゆうです。

魚がどのように世界を見ているか。

魚の色の見え方について現在の研究でわかっていることを詳しくまとめ、ピンクフロロに言及してみました。

特に、シーバス、青物については詳細に追究していますので、興味があれば目次からジャンプしてみてください。

かなり専門的な内容も含みますが、できるかぎりすらっと読めるよう頑張ります😊

それでは、魚の色の世界へどうぞ!

ピンクフロロは効果的か?

私は2つの理由から効果的と考えます。

1つは、魚の明暗の感度が未知数だからです。

魚は人よりも多くの色彩感覚を持っている種類がいます。

さらに驚くべきことは、色彩感度よりも、明暗感度が100倍鋭いと言われている点です。

このような情報から、糸を認識する魚種、また糸が認識される状況があっても不思議ではないと考えています。

魚の色覚は未知数な部分が多く残っています。

ラインで見切られている可能性を消すために、ピンクフロロを使用するべきだと思います。

2つ、魚に見えないためラインを太くできる。

大きい魚が掛かった際にラインブレイクされる心配が少なくなります。

DUEL HPへ

ライトショア

5号以上のハリス

ヒトが色を見る仕組み

魚の話の前に、まずは人の眼球をモデルとし、色や明るさの認識について学んでいきます。

冒頭でも述べてますが、かなり専門的な話になります。

少し気合を入れて読んでみてください。

目の構造

光はレンズを通って網膜へ達します。

網膜には桿体(かんたい)、錐体(すいたい)という視神経があり、各々に役割があります。

桿体は暗い時に活躍し、白黒の情報を伝達

錐体は明るい時により活躍し、色の情報を伝達

オプシンは光に反応するタンパク質で桿体、錐体に含まれています。

オプシンが感知した情報が電気信号となり、視神経を通り脳へと伝達されます。

色の伝達の仕組み

オプシンには種類があり、人間には3種類の型のオプシンが存在します。

の3種類のオプシンです。

これらが、それぞれの色を感じるセンサーで、その比率で色を判断します。

例えば、赤と青が強く反応、緑が弱いとピンクっぽい色と捉えます。

 

豆知識

人は桿体が多いです。

恐竜時代に人の祖先の哺乳類は恐竜をさけるため、夜型の生活をしていました。

このことから、暗闇でも目が効くように桿体が多かったのです。

その遺伝子が引き継がれているんですねぇ。

桿体にもオプシンが含まれてますが、感知できる色は赤紫色のみです。

色と波長の関係

画像に小さく書いてある数字が波長です。

380~750nmの波長では画像の色を与える光が含まれています。

紫(380-430 nm)、青(430-490 nm)、緑(490-550 nm)

黄(550-590 nm)、橙(590-640 nm)、赤(640-770 nm)

色と波長の関係は上記のようになります。

覚えなくても良いです!!

むしろ、下記の性質を覚えていてください。

性質として、長波長は吸収と散乱がされやすいです。

ヒトが見える波長

人が見える波長領域を可視光領域といいます。

上記の画像がだいたい可視光領域です。

人間の見える波長は380~760nmと言われています。

 

豆知識

女性は色の感受性が広い。

女性の半数は暗赤色側の感受性が広いと言われています。

男性には見えない色が見えているのかもしれませんね!

魚が見える色の世界

色の見える仕組みがわかったところで、魚の色の見え方について解説します。

魚は水の中で生きており、その深度によって太陽光の届き方が異なります。

このことから魚種毎に多種多様な色覚の違いがあります。

魚の色の見え方

先にヒトは3種類のオプシン(赤、青、緑)があると言いました。

一般的に魚類はに加え4種類のオプシンがあります。

これだけ捉えると、ヒトより多くの色を識別していそうです。

紫外線側の領域、人は420nmまで見ることができます。

マダイは370nm程度、ヒラメ、コイは340nm程度まで認識します。

4色型のオプシンを持つ理由として、

海の浅いところ、大陸棚で太古より動物は進化してきました。

ここは光が比較的に届き、明暗の変化が多い場所です。

桿体のみの場合、明暗の移り変わりで敵がわかりにくくなります。

しかし、色覚が発達していると早く敵の存在に気づき生存率が高まります。

このような環境が4種のオプシンを持つに至った経緯と言えます。

もう一つ大きな特徴として、魚の桿体は錐体の100倍の感度があると言われています。

色の認識よりも明暗への認識が大きく優れていることがわかります。

ちなみに、私たち人は桿体は錐体の20倍の感度があります。

 

補足

中には、コノシロ、チヌ、コショウダイなど色覚がほとんどない魚もいます。

生息地の違い

海の中は、青い色に満ちています。

理由は、海水が赤や、黄色の波長を吸収するからです。

長波長は吸収と散乱がされやすいためです。

よって、青など短波長領域の光が透過しやすくなります。

海が深くなるほど、青以外の色は届かなくなり、さらに深い部分では青色も届きません。

海の浅い領域では、赤や黄色の波長も届くため色彩が豊かです。

逆に深海ではすべての色が届かず真っ暗になります。

他に、海の濁り次第で透過度は低くなります。

魚の色覚もこのような環境に適応する形で変化してきたと考えられます。

 

浅場

10m以内の水深

光量が多い浅場では、多くの色の波長が届くため、色覚の優れた魚が多いです。

コイ、サケ、鮎、シーバスなどは赤色にも反応すると言われます。

このタイプの魚には赤色のルアーは有効で、釣果実績も多いです。

これには、赤、黒などは海の中でカモフラージュになる色になります。

カモフラージュする必要がある魚。

つまり、餌である可能性が高く、捕食者が食いつきやすい色というわけです。

 

深い海

30~500m程度の水深

赤、黄色はシャットアウトされるため、青色で満ちています。

このような青色の世界で物体を見極めるために、紫外線側の波長まで色覚が発達している魚が多いです。

青物など回遊魚はその種類です。

およそ440~570nmの範囲の波長領域を認識するとされています。

 

深海

50m以下の水深

目が退化した魚種も多い。

逆に桿体が飛びぬけて発達し、色を見分ける魚種もいるという。

https://nazology.net/archives/38071

 

総括

生息環境に合わせ魚の色覚は対応しています。

川魚などは、光が届きやすく色覚が豊かな魚が多い。

逆に、みなさんが知りたいところの青魚のような回遊魚は青色側の波長に感度がよく、赤色側は弱い。

上図はおよその海の深度による色の透過具合を図にしたものです。

釣りをする際は、ルアーカラー選びの参考にしてください。

青魚の見え方

参照 : 魚類の生息環境と色覚 髙 橋 恭 一より

青魚は上図のように、青、緑に優れた色覚を有しています。

逆に、黄~赤色への反応はあまりありません。

おそらく私たちより鮮明に青~緑を細かく見分けています。

じゃあ、どうして赤やピンクルアーを使用してよく釣れるのか。

と思いました。

考えてみたのですが、赤や黄色の反応が弱いだけで見えないわけではないと思うのです。

海の青い色の中で、弱く赤色や黄色が混ざった色が見える。

違和感のある色なので、興味を持ちやすいとも考えられます。

シーバスの見え方

ある論文で、疑似餌に対するシーバスの食いつきを比較する実験を行っていました。

結論として、背景とのコントラストの差が大きいものほど食いつき確率が高いと述べています。

他に、シーバスの400nm~700nm波長への応答性を示す実験があります。

結果は400~650nmの範囲で強弱はあれど反応があるとわかっています。

400nm以下に対しては、実験していないため、わかりません。

(詳細☞スズキとオオクチバス視覚のスペクトル応答特性

シーバスは川や海を行き来しているため、浅場に対応するため黄色~赤色の波長へも対応していると考えられます。

さらに、トップウォーターのルアーを使用した実験の話があります。

昼夜問わず、様々なカラーで釣りを実施したが、釣果に差はなかったそうです。

また、夜中に真っ黒のルアーを投げても釣果は変わらないそうです(笑)

トップウォーターなので、下から見た姿は影のように映り、色は見えないからかもしれませんね。

魚は色彩情報より、明暗の認識が優れていることはわかっています。

色の情報よりも背景とのコントラスト差を意識することで釣果に繋がると考えられます。

ピンクフロロ(DUEL)について

カラーフィルター効果透明性を兼ね備えた優れたラインです。

独自の実証実験においても膨大な実釣テストで効果を証明しています。

浅場にいる色彩感覚豊かな魚でも、カラーフィルター効果でラインが見切られる心配がありません。

さらに、透明性を持つため明暗により見切られることもないです。

魚の色覚に対して、科学的に考えてあらゆる可能性をシャットアウトしているラインです。

長さは50mもあれば、20回程度は釣行へ行ける長さです。

ピンクフロロハリスの太さは、PEの3~5倍を目安にしてください。

ラインが魚に見切られないため、状況に合わせていつもより太めを選択してもOKです!

このハリスは現在までの研究で得た魚の色覚に一番対応している最先端のラインと言えます。

まずは、50mから試して効果を自分で体感してください。

ライトショア

5号以上のハリス

 

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

新鮮で美味しいお魚が食卓に並ぶことを祈っています。

ほかの釣りトピックもこちらで紹介しておりますので是非お立ち寄りください。
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