はじめに
こんにちは!
ZigZag!!のこすけです。
今回はSunlineさんのANGLER’S ECOLOGYの一環である下巻き専用バイオマスラインについてご紹介します。
フィッシングショーOSAKA2024の中でかなり注目を浴びていました。
環境と隣り合わせの釣り人に問いかける素晴らしい製品です。
それでは今回はSunlineさんの活動を含めて紹介していきます。
老舗ラインメーカーSunline
皆さん、Sunlineはご存じですか?
最近釣りを始めた方はご存じないかもしれませんが、
ベテランは知らない人がいないぐらいの老舗の釣り用ラインメーカーです。😊
そんなSunlineが2024年1月に新たな活動ポリシーを発表しました。
その名も「Angler’s Ecology」 ⇒Sunline公式HP
自然環境維持回復の貢献活動を会社を上げて行っていこうという表明をされました。
非常に素晴らしい取り組みです。ZigZag‼ も微力ながら応援していきたいと思います。
釣りは根がかりや糸切れなどで海中に少なからずあり、ごみを排出してしまう側面があります。
海中のごみ問題は深刻で、今後釣りを続けるためにこの問題には向き合っていかなければならないです。
そんな問題に立ち向かうため、フィッシングショーでSunlineがこんな製品を配布しておりました。
Sunlineの注目新製品!
今回紹介する新製品は、バイオマス由来のPE(ポリエチレン樹脂)をベースにした下巻き用ラインです!
これまで環境問題対策でバイオマスや生分解性のラインはいろんなメーカーが開発検討してきましたが、
やはり強度が弱いという問題からなかなか製品化されてきませんでした。
そこでサンラインは下巻き専用のラインとして販売することで強度のデメリットを解消し、
環境負荷低減のミッションに立ち向かっているというわけです。
これから普及して、ぜひとも下巻きラインのバイオマス化が浸透してほしいですね!¥
ラインの下巻きとは
実際のラインの紹介の前にラインの下巻きについて解説します。知ってる方は飛ばしてもOK!
ラインの下巻きとは主にPEラインを巻く際にPEラインを直接リールに巻くのではなく、
先にナイロンやその他の材質のラインを巻いた後にPEラインを巻きます。
なぜそんなことをしているか。
2つの理由があります。
ラインの巻く量を調整するため
PEラインはほかの材質に比べて、同じ強さでも非常に細いラインです。
リールにみっちり巻こうと思うと大量のPEラインが必要になります。
でも実際使うのは船釣りで中深海以上を狙わないかぎりせいぜい200m巻けば十分ですよね。
そこで下巻きラインの出番です。
下巻きラインを先に巻いてカサ増しすることで、200mのラインでもリールにみっちり巻くことができます。
スプールに巻くライン量の重要性はまた後日お話しします。
PEラインの滑りを防止する。
PEラインをリールのスプールに直接巻くとラインが滑ってしまい、リールを巻いても空回りして巻けない現象が起きます。
それを防止するのが、下巻きです。
下巻きラインはPEラインに比べ太いので、摩擦が生まれやすくなり滑りにくくなります。
また、専門的な話をするとPEラインの摩擦係数は一般的に使用されるナイロンラインに比べて倍以上低いので、倍以上滑りやすいということになります。
キャストしてルアーを飛ばすという意味ではガイドとの摩擦が少なくPEラインは非常に飛びやすい良いラインですが、
リールにリールとの摩擦がなく、非常に滑りやすいラインってことになります。
このような理由からナイロンラインなどを下に巻く必要があります。
なので、強度に不安があっても直接魚とやり取りすることがないので問題ありません。
下巻き専用ラインについて
今回フィッシングショーで配布していたラインは3種類で、
1号・3号・5号を配布しておりました。
主成分はバイオマス原料が95%以上配合されており、カーボンニュートラルを実現してます。
すべて透明のラインで、少しなしなやかさの足りないナイロンラインのような印象です。
25m毎に赤いマーカーがついており、下巻き量がわかりやすくなっています。
また、比重が0.95とリール全体を軽量化することができます。
下巻きするだけなら十分すぎる性能です。(専用と名乗るだけはあります)
今後のスタンダードになっていきそうですね!
ただやっぱり不安は浸透するかの問題だと思います。
一般的に下巻きはそのまま使用できるラインを流用するので、下巻き専用のために買わないですよね。
新たに下巻き用のラインを買わないといけないというハードルがあります。
みんなの意識が環境に向けば必ずスタンダードになると思うので、継続して頑張ってほしいですね。
特に釣具屋さんの糸巻きサービスで使ってくれることを期待してます!😍
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さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は将来の環境を考えた非常に期待の新製品の紹介でした。
新製品と一緒にSunlineの環境活動について追っていきたいですね!
この記事が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。
フィッシングショー関係の記事も更新しているので併せてご覧ください!
(⇒フィッシングショー記事)
ほかの釣りトピックもこちらで紹介しておりますので是非お立ち寄りください。
(⇒釣りの記事一覧)
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