どうも、ゆうです。
なまこって調べてみると意外と面白い生き物だった!
ということで、なまこについてまとめました。
私はなまこが禁漁で、獲れて持って帰ると懲役と罰金が課せられることを知りませんでした。
知らない人いませんでしたか?
このように初耳なことがたくさんです(^^♪
結構、面白いので是非読んでみてください。
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なまこ乱獲で激減
2012年ごろから、中国で健康目的の需要が増加。輸出が激増しました。
中国では高値で取引されることから国内で乱獲と密猟が増えました。
その結果、ある県ではわずか5年足らずでナマコの輸出量が20分の1まで減りました。
なまこの資源量調査が実施され、保護されるに至っています。
なまこは禁漁
特定第一種水産動植物に指定されているため、漁業権、漁業許可なく獲ると犯罪です。
シンプルに密漁扱いになり、3年以下の懲役、3000万円以下の罰金となります。
日本の水産資源が失われないように、必ずルールを守って行動しましょう。
もし、釣れたらすぐ海に返してください。
持ち帰りは御法度です!
ちなみに特定第一種水産植物には、なまこ、あわび、シラスウナギが指定されています。
指定に関して考慮された項目は、密漁の検挙数、単価、漁獲量減少率等です。
特定第二種水産動植物はイカ、サンマ、サバ、マイワシです。
こちらは、外国漁船によって違法な採捕が行われる恐れが大きい魚種が指定されており、釣り人が採っても罰金、罰則はありません。
もっと詳しく知りたい方は参考資料☟
SNS投稿に注意⚠️
インスタグラムなどを見ると、釣れたナマコを食べました!
みたいな投稿をたまに見かけますが。
なまこの持ち帰りは禁止行為!
犯罪アピールを知らず知らずしてしまっています。
まだまだ浸透しきっていない常識であるため、許されているだけなので注意しましょう。
なまこの生態
棘皮動物ナマコ綱(海鼠綱)の動物です。
日本の近くで確認されるだけでも、200種類以上!
その中で、数少ない種類が食用になります。
日本ではマナマコが食用で販売されています。
マナマコには赤、青、黒ナマコという種類があり、詳しくは後述します。
浅いところから、深いところまで幅広く生息しており、砂地~岩場までいます。
なまこの移動速度は分速8cmで、1年間でフルマラソンを完走する速さです(笑)
食べ物は、海底の有機物(生物の死骸など)で、海を綺麗にしてくれます。
寿命は7~8年ほどで、お店で売られる大きさには3年~4年程度で成長します。
なまこの英名
なまこは英語で「sea cucumber」
直訳すると「海のきゅうり」です。
なまこにはいぼの突起があり、形が似ていることからつけられています。
ちょっと画像は気分悪くなる方もいるかもなので、自重します(*´Д`)
漢字では「海鼠」と書きます。
これは夜になると動き回ることから来ているそうです。
赤、青、黒なまこ
日本では食用として、赤なまこ、青なまこ、黒なまこが流通しています。
上記の順で価格も高いです。
体表の色で見分けることができ、それぞれの名前の通りの色合いをしています。
なまこの味は?
ナマコ酢が一番よく食べられています。
私も先日、居酒屋で食べました!
ビールとこういう一品ものが最高に美味しいですね(^^♪
味は、ほとんどなく、ポン酢とコリっとした触感を楽しむ食べ物かなと感じます。
海の香りは若干するので、日本酒にもマッチするでしょう。
私からすると、珍しいから食べてしまう食べ物です。
なまこの値段
なまこ漁が盛んな能登産の生食で比較すると、
赤ナマコ 1kg 8000円程度
青ナマコ 1kg 6000円程度
黒ナマコは干物にされることがほとんどのため、比較データがありませんでした。
ですが、一般的には一番安い価格と言われています。
なまこはばぜ高い?
なまこの流通価格は2000年台では400円/kg程度だったそうです。
そこから徐々に、値上がりしていき2007年には2000円/kgとなりました。
約5倍程度の値上がりです。(青森産なまこ)
現在(2024.02月)では平均2500円/kg程度です。(東京卸売り市場)
原因は、需要の増加、漁獲量の減少にあります。
特に、黒なまこの乾物は中国の需要が急激に上がっており、かなり高額な値段で取引されます。
中国の健康志向、所得の増加が主な理由です。
なまこの漁獲量順位
なまこの漁獲量は
北海道、青森、山口、福岡、大分、兵庫、、、
の順番です。
東北圏で順位が高いかと思ってましたが、
九州、兵庫など意外なところもランクインしています。
しかし、なまこの消費量の多い県はどこなのでしょうか?
調べましたが、データがありませんでした。
なまこは健康食品なの?
上述しましたが、健康志向の中国人に爆発的な人気があります。
実際、どんな栄養素を含み、どんな効能があるのでしょうか?
なまこの栄養素
ナトリウム、カリウム、マグネシウム
カルシウム、ビタミンB12、コラーゲン
アミノ酸、コンドロイチン、サポニン、ヨウ素
薬局で見るサプリメントに含まれる成分が列挙してますね!
なまこの効能
なまこ自体は90%が水でできていますので、可食部位は見た目より少ないです。
つまり、そこに含まれる栄養素の全体量も少ないということ。
補助食品として食べることで効果を発揮してくれそうです。
造血効果、免疫力向上、乾燥肌、性機能の低下などの効能が知られています。
より詳しい説明をしているサイトがあったのでリンク貼ります。
なまこの美容効果
セラミド、セレブロシド、サポニン、コラーゲン等が含まれ、美容効果も期待されます。
この項目を紹介させていただいたのは、面白い商品を見つけたからです。
それは、黒なまこ石鹸 (゚д゚)!
黒くて、高級感ある見た目です。
乾燥肌にお悩みの方は試してみてください。
楽天市場へのリンク貼っておきますので、検索してみてください(笑)
毒がある?
マナマコには毒がありません。
しかし、ニセクロナマコには毒があります。
いわゆる食べれられないナマコです!
危険が迫るとおしりからキュビエ器官というネバネバの白い液体を噴射し、身を守ります。
身の部分にホロチュリンという毒があり、中毒を引き起こします。
マナマコにもホロチュリンはありますが、少量のため危害はありません。
毒がないからと言って油断は禁物、食べすぎはホロチュリンの蓄積の可能性がありますよね?
あとは、腸炎ビブリオは海水に含まれているので真水でしっかりと洗い流してください。
アニサキスは?
アニサキスの可能性は低いと言われています。
くじらやイルカ、サメなどの食物連鎖頂点の生物のお腹で育ち、排便そして卵が海に拡散されます。
それを、プランクトン、小魚などが食べて寄生され、、、
お察しの通り連鎖が繰り替えされます。
何かの拍子に、ナマコが口にすれば感染している可能性はありますかね?
このように理屈で考えると、極めて低い確率かなと考えられます。
なまこの豆知識
まとめきれなかったものをここで記述します!
一問一等形式で短文で答えていきます。
ばちこって何?
なまこの卵巣を使った干物です。
三角形の形が三味線のバチに似ているためばちこと呼ばれています。
他に、干しくちこと呼ぶ地域もあるそうです。
このわたって何?
なまこの内臓の塩辛。
海の香りが口いっぱいに!?
分裂するってほんと?
なまこは半分にされても三か月で再生し、二匹になります。
寿命は半分になると言われていますが、ほんとかな?
内臓を吐き出すってほんと?
強いストレスがあると腸を全て吐き出します。
腸も1か月程度で再生されます。
どこに売ってる?
スーパーなどで売っています。お近くのスーパー海鮮コーナーをさがしてみてください。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。
新鮮で美味しいお魚が食卓に並ぶことを祈っています。
ほかの釣りトピックもこちらで紹介しておりますので是非お立ち寄りください。
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